9月定例県議会-発言内容(堀場秀孝議員)

◆堀場秀孝

 上田市・小県郡区選出、堀場秀孝でございます。

 現在、県道路公社では6路線7区間の有料道路を管理していますが、そのうち松本トンネル、志賀中野、五輪大橋の3区間については昼間100円、夜間無料、白馬長野有料道路については夜間無料の社会実験を平成14年から実施しています。三才山トンネル、新和田トンネル、平井寺トンネルの3区間については、そうした社会実験は実施しておりません。

 既に社会実験を開始してから10年が経過していますが、有料道路利用者にとっては、社会実験により料金が割引されていることを知らない方や、また、なぜ実施していない区間があるのかという疑問を持つ方もいます。

 そこで、現在、県が取り組んでいる社会実験の実施の目的、また、三才山トンネル、新和田トンネル、平井寺トンネルの3区間ではなぜ実施していないのか。建設部長に伺います。

 路線バスは通勤、通学、通院利用者が日常的に利用する公共交通ですが、利用者にとってはその料金負担が大きくのしかかっています。現在、有料道路の利用者の負担軽減について検討しているところと聞いていますが、路線バスについても検討の枠組みに加えることが利用者の負担軽減、さらには公共交通の利用促進にもつながるものと考えますが、建設部長の考えをお伺いいたします。

 

◆建設部長(北村勉)

 有料道路について2点御質問をいただきました。

 まず、有料道路の社会実験についてのお尋ねでございます。

 議員御質問のとおり、長野県道路公社が管理する有料道路のうち4路線4区間において平成14年から社会実験を行っております。この社会実験の目的は、一般道路の交通を有料道路に誘導し、騒音、振動等の沿道環境の改善や市街地の渋滞緩和を図るものであり、社会実験開始前と比べ有料道路利用台数が昼間では1.7倍、また夜間では3.4倍に増加をし、また、一般道路の騒音も環境基準を下回るなど、一定の効果を確認しているところでございます。

 一方、三才山、新和田、平井寺トンネルについては、これらを迂回する一般道路の沿道環境や渋滞の発生状況を勘案すると現在行われている社会実験と同様な効果が見込まれないことから、現行社会実験と同じ枠組みで進めることは適当でないと判断をし、実施しておりません。

 次に、路線バス利用者の負担軽減についてのお尋ねでございます。

 昨日、高村議員にお答えしたとおり、現在、日常的に通勤、通学、通院に有料道路を利用されている方への通行料金の負担軽減策について、対象の路線、車種、時間帯などの検討を進めております。

 また、上田、松本両商工会議所会頭から三才山トンネルの提言をいただいた際、路線バスの通行料金軽減についても御意見をいただいております。通勤、通学、通院に路線バスを利用されている方の負担軽減、また、公共交通機関の利用促進を図る観点から、現在進めている検討に加え、路線バスの負担軽減についてもあわせて検討したいと考えております。

 以上でございます。

 

◆堀場秀孝

 御答弁いただきました。有料道路の無料化あるいは利用者の負担軽減に関する質問はたびたびいたしております。昨日、高村議員の一般質問に対し、知事より早期に結論を出したいという答弁がありましたが、私からも負担軽減の早期の実施について知事に再度要望します。

 次に、松くい虫被害対策について伺います。

 松くい虫の被害木の多くは伐倒され、薬剤注入され、ビニールシートに覆われていますが、いまだに多くの赤茶けた木が緑の山々の中にぽつんぽつんと見えたり、数本が枝だけの灰色っぽい木として並び立っている姿も多く見受けられます。

 新規に被害を拡大させない対策をとっていますが、上小地域はその対象から外れ、上小地域市町村ではそのまま放置状態が続いています。地域の人々からも、何とかならないのかという声が多く寄せられています。

 温暖化の影響からか、以前より標高の高い地域でも松くい虫被害木が見られるようになったともお聞きしています。

 知事の議案説明では、山の日の制定に関し、雄大で自然豊かな山々は本県の大きな魅力であり、森林県である本県の緑豊かな山々は水源の涵養や地球温暖化の防止、生態系の保全など私たちの暮らしに大きな恵みをもたらしているが、山の恵みに対する意識が希薄となるとともに次代を担う子供たちが山や自然に触れ合う機会の減少も懸念されているとありました。

 山の日の制定に向け、山の恵みを将来にわたり持続的に享受していくため、山を守り育てながら生かしていくという山の日制定の趣旨を具体化する意味からも健全な森林の育成は急務の課題の一つであると考えます。

 松くい虫被害を低減するための施策について林務部長に伺います。

   

◆林務部長(塩入茂)

 松くい虫被害対策についてお尋ねでございました。

 本県の松くい虫被害は、近年の夏季の高温少雨など気象状況も影響して49の市町村に被害が広がり、上小地域においては2万立方メートルを超える被害が発生し、県全体の被害量の4割を占める県下で最も被害が大きな地域となっております。

 松くい虫対策については、被害の拡大防止と被害の鎮静化に向けた効果的な対策を行うため、対策区域を限定して取り組みを進めています。具体的には、水源涵養保安林などの保全すべき重要な松林については予防対策や被害木の徹底駆除などを重点的に実施し、重要な松林の周辺にある松林については被害木の駆除や被害の拡大を防ぐための樹種転換などを進めているところです。

 また、新たに松くい虫被害の激害地域などにおいては、感染源の徹底した排除や被害木の木質バイオマス利用を図るため、公共造林事業などを活用した更新を目的とした皆伐にも取り組んでおります。

 上小地域におきましても、重要な松林や周辺松林を対象にして、昨年度、9,000立方メートルを超える被害木の駆除や、計画的に進められている樹種転換への経費を支援したところです。

 松林を初め森林は社会共通の財産であり、信州山の日制定の趣旨も踏まえ、山の恵みを将来にわたり持続的に享受していくため今後も健全な森林づくりに努めてまいります。

 

◆堀場秀孝

 御答弁いただきました。緑豊かな山々が子供たちにとって憩いの場となるよう、森林整備を継続して実施していただきたいと要望します。

 次に、ことし7月、水産議連を代表して、金子ゆかり議員、荒井武志議員と私の3名で諏訪湖のヒシ取りに参加しました。ヒシを根元から引き抜くよう指導を受け、船頭さんと県議3名で作業し、1時間余りで小舟はヒシで満杯となりました。汗びっしょり、小舟に座って上半身と腕の力だけで根元から引き抜く作業を体験することができました。上半身のトレーニングにいいなと思いました。

 県内の小中高校生が夏休みに体験することができればスポーツ合宿になり、観光誘致に結びつき、体力アップ、健康長寿へと続くと考えます。県内の青少年、少女たちが10年後、20年後の諏訪湖や長野県のことを考える大人に育ってくれるものと期待できると考えます。

 ここは信州のハワイだよとは飯田地域にお住まいの人の声です。現在、飯田運動公園野球場には大学生、高校生が合宿に来ています。飯田、伊那には信濃グランセローズのスポンサーや後援会の法人がふえています。

 信濃グランセローズは昨年まで3月に南箕輪村で春のキャンプを行っていましたが、ことしは初めて、県外、四国で行いました。旅費が負担になったそうです。キャンプを県内で行うことで、地域住民の活性化、少年、少女たちとの触れ合い、地域経済への貢献等、球団にも長野県にもメリットが大きいと考えます。

 バッティングゲージや球よけネットが球場に設備され、多目的に使える室内練習場があれば冬でも雨でも使用でき、合宿誘致や地域住民の利用がふえ、地域の触れ合い、健康増進につながると考えます。また、リニア中央新幹線の開通により県外からも数多くのチームがスポーツ合宿のために南信州を訪れていただくことが長野県にとっても必要であると考えます。

 県営球場に目を移しますと、飯田運動公園野球場をこのように改修するにはいいと思いますが、建設部長に伺います。

 上田県営球場、それから伊那運動公園野球場においても長野の県営球場においても、県外からのスポーツ合宿の誘致、ナイター設備ができること、それが観光誘致につながると思いますし、県内にある市営球場でプロ野球の1軍のナイトゲームが見られるのに県営球場では見られないのとはある野球通の話です。こういったことに対して教育長に伺います。

 

◆建設部長(北村勉)

 飯田運動公園野球場の改修についてお答えをいたします。

 飯田運動公園野球場は、飯田地域の温暖な気候により例年3月中旬から利用ができる野球場でございます。これまでに防球ネットの設置、ブルペンの移設や球場内トイレのバリアフリー化などの改修を行ってきており、プロチームの公式試合や各種団体のスポーツ合宿にも御利用いただけるようになったところでございます。

 引き続き、地域の皆様を初めさまざまな団体の合宿やプロチームのキャンプ等に御利用いただけるよう、必要な施設整備に努めてまいりたいと考えております。

 

◆教育長(伊藤学司)

 教育委員会が管理しております三つの県営野球場に関する御質問でございます。

 教育委員会が管理する三つの県営野球場のうち長野及び伊那につきましては建設から45年を経過するなど老朽化が進んでいまして、安全確保や機能の維持向上の面から整備が必要なことは十分認識をしております。

 これまでも、野球場の整備については、安全対策を最優先にするとともに、機能面においても、各野球場の課題に応じて、内野の土の入れかえ、外野の芝生化、外壁塗装など順次取り組んできたところでございますし、本年度はスコアボードの照度が低下した長野及び上田野球場のLED照明を更新整備しているところでございます。

 今後も、競技や観戦のため県営野球場に足を運んでくださる方々が安全で快適に利用できよう努めてまいりたいと考えております。

 

◆堀場秀孝

 御答弁いただきました。さらなる改善の推進を強く要望します。

 スポーツによる元気な信州づくり包括連携協定に基づく取り組みについて伺います。

 昨年7月5日に、スポーツによる元気な信州づくり包括協定が結ばれました。昨年8月5日に信州スポーツサミット2012が開催されましたが、協定締結から1年が経過した成果と今後の方向性について教育長に伺います。

 

◆教育長(伊藤学司)

 プロスポーツチームとの包括連携協定の成果と今後の方向性についてのお尋ねでございます。

 スポーツによる元気な信州づくりを目指し、昨年7月に県内四つのプロスポーツチームと包括連携協定を締結して以降、関係部局の協力もいただき、これまで11テーマ21事業にわたり相互協力による取り組みを進めてきているところでございます。

 具体的には、スポーツ教室の開催や養護学校での野球教室、公式戦前の障害者競技の実施といったスポーツ、障害者スポーツの振興のほか、人権、児童虐待防止、献血、選挙等の啓発活動への協力、また観光物産PRなど、多様な分野に御協力をいただいているところでございます。

 今後も、スポーツによる元気な信州づくりに向け引き続きプロスポーツチームと緊密な連携を図るとともに、これまで取り組んできた事業の課題の聞き取りなども行いながら、プロスポーツチームの持つ魅力や可能性がさらに生かされた取り組みへと結びつくよう努力してまいります。

 

◆堀場秀孝

 御答弁いただきました。協定締結の目的が達成され、少年、少女、地域住民が長野県で住んでいてよかったなと思えるようになるように阿部知事にも要望して、質問を終わりにいたします。

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