9月定例県議会-発言内容(堀場秀孝議員)

 

◆堀場秀孝

 改革・新風県議団、上田市・小県郡区選出、堀場秀孝です。最初に、スポーツの振興についてお聞きします。

 地域が一体となって支え、応援し、選手もチームも地域に溶け込み、地域の人々から愛され、励まされ、それを誇りとしてプレーをする。そういった理念に基づくベースボール・チャレンジ・リーグ、いわゆるBCリーグが平成19年にスタートをいたしました。長野県民球団である信濃グランセローズが5年目を迎えたことし、上信越地区後期優勝を争うまでになりました。選手やチーム関係者の皆様に敬意をあらわすとともに、熱烈に声援を送り続けてくださった地域ファンの皆様に感謝申し上げます。

 サッカーにおいては、地域に愛され、地域とともに成長してきた松本山雅FC、AC長野パルセイロの両チームがそれぞれJFLで切磋琢磨し、J2リーグ昇格も期待できる活躍を続けています。

 プロバスケットボールのbjリーグには今シーズンから信州ブレイブウォリアーズが参戦し、活躍が期待されているところです。

 このように、長野県においても、国際的に活躍している冬季スポーツ以外でも、プロスポーツ競技を身近な地域で間近に接することができる環境がふえてきました。また、こうしたプロ選手、チームは地域貢献にも情熱を注いでおり、子供たちや地域住民に夢や希望を与えるとともに、郷土愛や連帯感もはぐくんでいます。

 夢の実現のために日夜厳しい練習を重ねている高校生にとってみても、常に技術の向上を目指し、日々たゆまぬ努力を続けている地域密着型のプロ選手の存在は大きな励みとなっています。

 野球においては、現役プロ野球選手、プロ野球選手OBによる高校生の技術指導については、日本学生野球憲章、学生野球資格の回復に関する規則により制限されていますが、県高野連の主催であれば交流は可能となっています。他県では6年続けて行われてきましたが、長野県では開催されていません。サッカー、バスケットボール、ゴルフ、テニス、ボーリング等においてはプロアマの制限もないとお聞きをしているところです。

 そこで、地域密着型のプロスポーツへの支援と、地域や子供たちへのスポーツの普及、高校生との交流という観点から質問します。

 1、プロチームは民間会社により運営されていますが、子供たちへのスポーツ教室など地域貢献活動を積極的に行うことを基本方針としており、そうした活動を勘案し、県において何らかの支援を行うことを考えたらどうでしょうか。

 2、地域密着型のプロスポーツの活動拠点となる施設は地域住民にとっても身近な施設が活用されるべきであると思いますが、プロの競技を行う上でどうしても既存施設設備の改修が必要な場合も出てきます。その場合、県民のチームという観点から県において支援を行うべきと考えますが、どうでしょうか。

 3、プロスポーツ選手との交流は伸び盛りの高校生にとって大きな契機となることが期待されます。高校生のレベルアップを図るため、県においては、所管団体である県体育協会、県高野連と連携し、プロスポーツ選手との交流を盛んに行うべきであると考えますが、高校生と地域密着型のプロスポーツとの交流はどのような現状であるのでしょうか。

 4、また、今後、高校生とプロスポーツとの交流を積極的に拡大していくお考えはあるのでしょうか。
 以上4点について教育長にお聞きいたします。

 

◆教育長(山口利幸)

 プロチームに対する支援についてお尋ねがございました。

 現在、信濃グランセローズは、小学校や特別支援学校での野球教室を開催していただいております。また、松本山雅、長野パルセイロでは、幼稚園、保育園、小学校でのサッカー教室の開催など、子供たちを対象とした技術指導や交流に取り組んでいただいております。

 地域に密着したプロスポーツには、スポーツの魅力を伝え、夢や希望を与えることはもちろんでございますけれども、地域の一体感やあるいは地域経済の活性化といったものに大きく貢献することも期待されておりまして、こういったプロスポーツの意義を県民に広く広めていくことが県の役割と考えているところでございます。

 現在、各チームにおいては地域に根差したチームづくりを精力的に行っておられるところでございまして、今後、各チームと情報交換しながら、県体育協会、マスコミ関係者などとともに、どのような支援が可能か検討をしてまいりたいと考えております。

 次に、プロスポーツの活動拠点となる施設設備の改修に対する県の支援についてでございます。

 スポーツ施設の整備につきましては、行政としては県と市町村との一定の役割分担がございまして、県は、国内的、全県的なスポーツ競技会ができ、かつ公式競技会ができる施設を中心として整備を行い、市町村では地域住民の日常的なスポーツ活動のための施設整備を担うと、こういうふうな考え方でございます。このような考え方から、地域密着型のプロスポーツの活動拠点となる施設の整備は、第一義的には本拠地となる地域において検討していただくべきものと考えております。

 次に、高校生と地域密着型のプロスポーツとの交流の現状についてのお尋ねでございます。

 高校生のレベルアップを図るためのプロスポーツとの交流は、本県においては野球、サッカー、バスケットボールとも現在行われておりません。野球につきましては、県高野連で元プロ野球選手を講師とする指導者講習会を計画いたしましたが、現場のニーズとのマッチングの点で実現できなかった経緯があるとお聞きしております。

 プロスポーツとの交流の拡大についてのお尋ねでございます。

 プロチームがジュニアチームや中学生、高校生に練習プログラムを提供したり指導者を派遣したりすることは有意義なことであると考えております。競技種目によっては御指摘のようにプロスポーツ選手との交流について一定のルールを設けている競技もございます。いずれにいたしましても、学校教育やアマチュアスポーツの範囲を逸脱しないように留意しながら交流を拡大することが重要であると考えております。

 以上でございます。

 

◆堀場秀孝

 答弁いただきました。

 競技力のレベルアップはそれぞれの競技団体が主体的に担っていますが、一流プレーヤーとの交流は高校生にとって大きな財産となるはずです。伸び盛りの高校生の技術レベルを引き上げるため、また指導者を養成するためにも、地域密着型のプロ選手はもちろんのこと、プロ選手OBも含めプロとアマの交流が盛んに行われるよう、県としても、県体育協会、県高野連と積極的に意見交換を行い、実現に向けて努力してほしいと思います。

 競技施設についても、それぞれの設置者の役割はあると理解しますが、例えば全国高等学校野球選手権長野大会、夏の甲子園大会の県予選ですが、準決勝以上の試合が施設のキャパシティーの関係などで、3年間の集大成となる大一番に、ふなれな人工芝の球場で行われることも多くあります。選手たちの戸惑いもあるでしょう。

 県内を持ち回り、複数の会場を利用する大会やリーグ戦への対応などを見ると、それぞれの設置者に任せるという考えのみでなく、県全体のスポーツ施設のあり方はどうあるべきかという観点も必要であると考えます。

 ぜひ、県におかれましては、県内スポーツ施設のグランドデザインを描いていただき、施設設備の充実に積極的に関与していただくとともに、競技者や指導者の育成強化にも取り組んでいただくことを要望いたします。

 次に、安心、安全な地域づくり、町づくり、災害時における緊急輸送路の確保という観点から、道路整備についてお聞きします。

 上田地域は、県内一般県道以上の道路について、国土交通省と長野県と共同で検討し対策を進めるべきと選定した道路見える化計画において、いらいら箇所が全県60カ所中7カ所、はらはら箇所が全県88カ所中7カ所該当となっています。国道18号に関連する箇所が多く、中でも上田市大屋地区については対策を早急に進めていく必要がある地域であります。

 また、新和田トンネル、三才山トンネル、平井寺トンネルの近い将来の無料化に伴う交通量の増加も懸念され、東北信地域と中南信地域をつなぐ幹線道路である国道142号、国道254号の整備促進も着実に進めていく必要があります。

 いらいら・はらはら箇所に選定されている上田市大屋地区への対策及び国道142号、国道254号における現在の進捗状況と今後の見通しについて建設部長にお聞きします。

 

◆建設部長(堀内秀)

 2点お尋ねをいただきました。

 まず、上田市大屋地区におけます渋滞対策についてのお尋ねでございます。

 県では、国土交通省とともに、渋滞や交通規制などで通行に支障があるいわゆるいらいら箇所、それから死傷事故が多いなど安全に支障があるいわゆるはらはら箇所を平成18年度に選定をいたしまして、その解消に向けまして重点的に取り組んでいるところでございます。

 御質問にありました上田市大屋地区では、国道18号大屋付近と、それから国道152号大屋駅付近が渋滞が激しいいらいら箇所として選定をされております。この対策といたしまして、国道18号につきましては、国土交通省が平成21年度から東御市本海野から上田市国分までの約4キロメートルのバイパス整備事業に着手をしております。

 また、県では、国道152号と国道18号との大屋交差点におきまして交通の流れを円滑化するために、丸子方面から上田駅方面に向かいまして左折レーンの設置事業を平成21年度に着手をいたしまして、本年度完成供用したところでございます。

 さらに、大屋駅周辺の渋滞緩和の目的といたしまして、地元区の代表者の皆さん、それから学識経験者、国、県、関係市で構成します大屋駅周辺道路計画検討委員会を立ち上げまして、大屋駅周辺の道路整備のあり方についても検討を行っているところでございます。

 次に、国道142号、それから254号の整備についてのお尋ねでございます。

 まず、国道142号でございますが、ほぼ全線が2車線での改良が既に済んでおります。傷んだ舗装の修繕工事、これにつきましては現在順次実施しているところでございます。また、地元の皆様からは歩道設置について御要望をいただいております。今後、交通の状況などを勘案しながら検討してまいりたいというふうに考えております。

 また、国道254号でございますが、これにつきましても2車線での改良がほぼ済んでおります。しかしながら、関東方面と中京方面を結ぶ物流ルートということで大型車の交通量が非常に多くて、騒音、振動などによります沿道環境の悪化、それから交通事故の懸念、こんなことから地域の皆様から改良の要望が多く寄せられているところでございます。

 県といたしましては、上田市東内から西内までの約9キロメートルの区間につきまして、和子地区、それから荻窪地区、宮沢地区、茂沢地区の4地区のミニバイパス、これを含めまして道路改築事業を昨年度より着手をいたしております。今後も早期完成を目指しまして鋭意事業を推進してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

 

◆堀場秀孝

 答弁いただきました。

 国道18号は、地域住民が待望していた国によるバイパス工事が進展し、慢性的な渋滞の緩和に向けて大きく動き出しております。上田丸子バイパスは、大屋地区の渋滞・危険箇所の解消のため大きな効果が期待できるものであり、上田、丸子、武石、長和町の地域住民もバイパス整備を切望しています。ぜひ早期に整備が進むよう要望し、以上で私の質問を終わりとします。

 

 

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